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help リーダーに追加 RSS 「ラッシュライフ」(伊坂幸太郎)読了

<<   作成日時 : 2007/03/20 23:05   >>

トラックバック 2 / コメント 2

この本を読んだ映画監督が居たら、
 きっと映画を撮りたくなるだろうなぁ。

というのがラッシュライフを読んだ感想。

ラッシュライフ
ラッシュライフ伊坂 幸太郎

おすすめ平均
starsラッシュ≒物事が一時にどっと集中すること
stars確かな力量と
stars文句なしの傑作
stars様々なラッシュライフ
starsおはなし

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多くの登場人物が登場し、それぞれが悩みや問題を抱える。
お互いの人生には一見設定が無いように見える。
しかし、物語が進むうちに互いの人生は絡み合っていく。
群像劇というと、
このジャンルの名監督ロバート・アルトマンや、
アカデミー作品賞を受賞したクラッシュ
などが思い浮かぶ。
そして、今回のラッシュライフ
それら作品にも劣らない優れた作品だ。
 過去記事:「今宵、フィッツジェラルド劇場で」レビュー
 過去記事:ロバート・アルトマン監督について
 過去記事:「クラッシュ」レビュー

たくさんの人物が登場するが、一人一人に
きちんとした背景と個性が与えられているため、
複雑なストーリー展開に埋もれることはない。
さまざまな、一見突拍子が無いと思われるエピソードも、
後半ひとつに繋がっていく・・・。
このストーリーを作り出せる
 伊坂幸太郎
という作家は、紛れも無く天才だ。


カタカナで書けば「ラッシュ」という響きも、
英語ではlash、lush、rash、rushといくつも存在する。
これと同じように「人生」も、人の数だけ存在する
この作品には、そんなメッセージが込められている。

そんな人生の多面性は、いくつものエピソードで描かれる。

 「あなたの好きな日本語を書いてください。」
 と外国人女性に頼まれ、登場人物達はそれぞれの言葉を書く。

 「エッシャーのだまし絵」
 を見て、登場人物はそれぞれ違った印象を持つ。

 「記念日にはタワーに上ってください」
 という宣伝文句に、登場人物はそれぞれの記念日を思う。

「人生には正解なんて存在しない。
 人生にはレールなんて存在しない。
 そして、人生にはやり直せない失敗なんて存在しない。」

そんな前向きな印象を植え付けてくれた作品だ。

1点だけ欠点を言うならば、話が時系列に進んでいないこと。
頭の回転が遅い人間には、時系列に話が進んだ方が
もっとすんなり読めるはずだ。
でも、天才伊坂幸太郎の作品だ。
きっとこの時系列の前後も
わざと意識してのことなんだと思うが・・・。

【過去関連記事】
 ■「陽気なギャングが地球を回す」(伊坂幸太郎)読了
 ■「I LOVE YOU」読み終わりました。

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本のある生活
2007/03/21 22:09
【本】ラッシュライフ
        &nbsp; 『ラッシュライフ』     伊坂幸太郎     新潮文庫【comment】この作品の感想を一言で言えば・・・巧いっである―こちらは所謂『群像劇』で、5つの物語に登場する幾人もの人々が微妙に絡み合い、絶妙なハーモニーを奏でる。それがあまりにも見事な技なので、読んでいる途中途中で、「いや〜そこが繋がっていますか」とか、「ほっほ〜あれはそういう事なんですかぁ〜」とか・・・気味悪く独り言を呟きながらニヤニヤしてしまった。ページを開いてすぐに、4つの『ラッシュ』が紹介されてい... ...続きを見る
★YUKAの気ままな有閑日記★
2008/08/24 18:28

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
TBありがとうございました。
面白かったですね、この作品!。
初めて読んだ伊坂作品だったのですが、この本を読んでこの作家さんのFANになりました。
景牙
2007/03/24 11:12
景牙さん、コメント有難う御座いました。
私も最近伊坂ファンになった一人です。
次は「重力ピエロ」を読もうかな。
鉄蔵
2007/03/24 17:05

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